お昼までに用事をすませて、知らない町のファミレスでしずかに食事。(キリンジ風)
午後は自由時間。ぐるっとパスを持っていたので、帰り道にどこか行ったことのないところをと探して、見つけたのが「東洋文庫ミュージアム」。
正直ここも古い本とかが展示してあるくらいかな、などと思ってあまり期待していませんでした。
山手線駒込駅で下車。(はじめて訪れました)
「六義園」(りくぎえん)というところが有名らしいが、そこを右に見て歩くこと徒歩10分くらい。
見上げてみるとすてき建築。これは期待してもいいかも?
中に入り受付でぐるっとパスを提示。スタンプを押そうと思ったら、新宿エリアだったため、すでにオペラシティアートギャラリーの分が。
ほかのページにスタンプを押しました。
中はそんなに大きくないのですが、天井が高く、正面のガラス張りの向こうに庭とカフェ。すてきです。
現在の展示は「インドの叡智展」ということで、写真右手のガラスケースには、インドの近代と世界の出来事がパネル展示。
世界史のお勉強になります。
学生時代に世界史専攻だったのに、あのころは単語を覚えることで精いっぱいで、その背景とか意味をほとんど理解していなかった気がします。
ひとつづつ熱心に眺めていき、反対側のパネルを見ると、出たー!最近よくお目にかかります、三菱財閥の三代目岩崎久弥さん。
ここ「東洋文庫」は東洋学の研究図書館として、1924年に岩崎久弥氏によって設立されたそうです。
三菱財閥すごいなー。ぐるっとパスがなかったら知らなかったことが多いです。
さて左手に見える階段を登ると
!!!
ソファーからの眺め。
広角のカメラとかだったら、もっとこの書庫をすてきに撮れていたのに。
ひじ掛けのついたソファーが2脚あって、そこに座って書庫を眺めていると、なんとも落ち着いたすてきな気分になります。(若い方、デートにおすすめですよ♡)
あまり人もいなかったので、しばらくソファーとこの眺めを独占してしまいました。
こちらは「モリソン書庫」といって、1917年に北京駐在のオーストラリア人モリソン博士から、岩崎久弥氏が、東アジアに関する欧文の書籍、絵画、冊子など約2万4千点!をまとめて購入(現在の価値で70億円!!!)したものだそうです。
そして1世紀の時を経て現在、私の目の前に。。。
うっとりしたあと、順路に沿って進むと、岩崎文庫のコーナーです。
所蔵の国宝や重要文化財、最高級の浮世絵などを展示しています。
良質な保存状態を維持するため、1ヵ月ごとに展示が変わるらしいのですが、
私が見たものは、なんか国宝とかあったのですがそれよりも、、、
(なんか古文の授業で聞いたことのある方丈記)
(日本史のテストにでてきたよね、御成敗式目)
(聖書!分厚い)
(コーラン!??)
(そしてとどめのチベット死者の書)
いづれも教科書にでてきたりと超有名な、そうそうたる書物たち。
というかこれって現存してるんですね。(そもそもこの並びがすごい)
あまりに驚いたので、こそーっと係員の方に聞いたのですが、本物だそうです。
すごいよ東洋文庫!!!
興奮しすぎたので、やっぱり後半につづきます。
(というか、まとまらない)
レビュー読んだら、いきなり読んでも難解らしい
こちらがおすすめとのこと。(最近読書量が増えてく。。)