今日仕事から家に帰ってきたらリリが動かなくなっていました。
抱きしめたらまだ少し温かかったように感じて、ひとりぼっちで逝ってしまったのがとても悲しいです。
お昼までに帰ってくるからもう少しだけがんばってねと声をかけて出かけたのに。
今はうちの人が夜帰ってくるまでやることがないので、この文章を書いています。
去年の秋に体重が落ちて心配した事がありました。
その時はいろいろなフードを試して食欲が出てきたので、なんとか回復してくれました。
今思うと年が明けて2、3月あたりから再度ジワジワと体重が減ってきていたような気がします。
はじめは背中を撫でている時に、背骨が浮き出てきているなと感じました。
リリはよくわたしのひざに乗って、くたーっと身体を伸ばしてくつろいでくれていました。
ある時香箱座りのリリを撫でていた時、左右の脚のお肉が落ちていることに気づきます。
これはまずいかもと思い、しばらくして病院に連れて行ったのが4月18日(木)。
2キロほどあった体重は1、35kg。
血液検査の数値も腎臓などとても悪い結果。
ご飯を食べる量が少なくなっていたなとは思っていたのですが、普段の様子はちょっとおとなしくなったなぐらいの感じで、年齢のせいだと思い込んでいました。
先生がご飯をシリンジで食べさせると食べたので、この子はまだ生きる意思があるねと言われました。
正直そこまでリリの体調が悪くなっているとは思っておらず、病院苦手だからと伸び伸びにしてきたのが悔やまれます。
帰ってきて苦手な強制給餌をうちの人にやってもらいましたが、量が全然足りない。
19日(金)にも病院に連れて行き、ご飯食べるならリンを排出する薬を飲ませてとの事。
リンが体内に溜まると苦しいとの事。
20日(土)ほとんど寝ている感じ。
自力でご飯を少し食べているので病院は行かず様子を見る事に。
21日(日)は私が1日外出していたので、帰宅してから撫でたりしました。
22日(月)帰宅してもうあまり元気がなく歩く時もふらついたり、階段を登り降りもやっとの様子。
23日(火)キャットシェルから動けず、そのまま屋上に出て外の世界を見せました。
春夏はよく屋上にでてリリと外の空気を楽しんだものです。
ひざに乗せて逃げないようにそっと押さえて、ふたりで空を見上げたのが懐かしい。
トイレやベッドなどの段差が乗り越えられなくなったので、ベッドの横に布団を敷いてトイレとお水をすぐ近くに用意して寝ました。
頭の横にリリを置いてうつらうつらしながら、トイレにヨロヨロ入ったり水を飲んだりするのを見守りました。
鼻が詰まって呼吸が苦しそうなので、たくさん顔や身体を撫でました。
24日(水)朝はもう自力でご飯を食べられないので、自然に任せようと決断。
仕事を休みたかったけど、今日を乗り切ってあすあさってとお休みをもらい、土日休んでゆっくり看病しようと思っていました。
正直まだリリが死んでしまうということが信じられないという思いでした。
一点を見つめてほとんど動かず寝たきりの様子だったけど、お昼には帰ってくるからもう少し待っててね、とたくさん撫でて顔を擦り付けてリリのにおいをいっぱい嗅いで、いってきますをしました。
でもそれが今生の別れになりました。
今ラウンジチェアに座ってこの文章を書いています。
隣には動かなくなったリリがいます。
丸まった姿勢で目もあいているので、いつものかわいいお昼寝リリーナのようです。
身体を保冷剤で冷やしている以外はいつもの感じ。
耳たぶはやわらかくってちょっと曲がったしっぽもとてもかわいい。
ついさっきまで生きていてくれたのに、もう動かないのでリリの魂はどこに行ったのかなと不思議な気持ちになります。
たくさん泣いて抱きしめましたがもう動かない。
身体は丸まった姿勢のまま硬くなってしまった。
このあときっとお葬式をしてお別れをするけど、さびしくて自分がどうなってしまうのかわからない。
今はリリがもう苦しくないのだけがよかったことです。
11年間いろんな思い出があります。
ひとつひとつ思い出すとなつかしくてかわいくって胸が苦しい。
12歳になりましたの報告ができなくなった。
こんな文章を公開するのはどうなのかとも思うけど、今のこの時点の思いを自分が忘れてしまわないように。
2024・4・24 (水) 14;44
猫式さんには本当に感謝です。
リリーナがいた人生で本当によかった。