本日のすてきものは「ぐるっとパス」。
「東京を中心とする92の美術館・博物館・動物園等の入場券・割引券が1冊にまとまったお得なチケットブック」です。
有効期間は最初に利用日から2か月間です。
お値段なんと2,200円!
はっきり言って使いようによっては、とてもお得ではないかと。
2年前に初めて利用し、その時は2か月の間に12,3回ほど美術館に行きました。
ほぼ初めていくところだったので、新しい街の発見にもつながりとても楽しめました。
今回訪れた場所は練馬にある「ちひろ美術館」です。
いわさきちひろさんの絵は、誰もがどこかで目にしたことがあると思います。
淡い水彩画でこどもをたくさん描いている、というのが私の印象でした。
やさしいきもちになれるような絵です。
黒柳徹子の「窓ぎわのトットちゃん」の挿絵でも有名ですね。
それとは別に私が好きなアートの人で、現代美術家の大巻伸嗣さんという人がいます。
2014年の冬に、川崎市の岡本太郎美術館で、はじめて彼の作品を見ました。
「Liminal Air Space-Time 」という作品です
真っ暗な部屋の中で、上方からの光の中、大きな布が時間によってゆっくりと吹く風で、ふわーっと動くというものでした。
文字にするとあまり魅力が伝わらないのですが、はじめて見たときは10分くらいボーっと見てしまいました。
あまりにもすてきだったので、後日1人であらためて、この作品をみるためだけにでかけました。
この時は人もほとんどいなかったので、暗い部屋の中、30分ほど無心でふわーっとゆれている布をながめていました。
なんか光る川というか、水の流れというか、深く考えずずーっと見続けられる感じです。
この体験が自分にとってはかなり心地よくて、その後、彼の作品を追いかけることになります。
2015年には六本木の森美術館で、同じ作品を今度は明るい部屋の中、青空を背景に見ました。
これもとてもよかったです。
長くなりましたが、今回ちひろ美術館で大巻伸嗣さんの作品とコラボ?というかいっしょに見ることができるというので、行ってきました。
いわさきちひろ生誕100年「Life展」まなざしのゆくえ/大巻伸嗣
ちなみに一般料金は800円ですが、ぐるっとパスで入れます。
ぐるっとパスはその場で購入できるので、係の人にお願いします。
有効期間のスタンプを押してもらい、自分の名前を記入します。
あと中にスタンプラリーのページがあって、そこにスタンプを押してもらいます。(ちひろスタンプかわいいです)
7つのエリアがあって各エリアで1館ずつ、計7館分のスタンプを集めて応募すると抽選でミュージアムグッズのプレゼントがあります。
ちなみに前回は応募しましたが落選でした。
長くなったので次回につづきます。