夏ですね。
夏といえば、怪談。
毎年、「ほぼ日の怪談」とかついつい見てしまいます。
一時期は「新耳袋」にはまったこともありました。
怖いというより、不思議な話に興味があります。
私自身はいわゆる霊感とかはまったくないのですが、この年まで生きてると、あれはなんだったのかなという、ちょっと不思議な体験はいくつかあります。
といっても、たいしたオチもない話ですけど。
というわけでひとつ。
今から15,6年前のはなしです。
時期もメンバーもうろ覚えなのですが。
友人たち5,6人と高尾山に登ったことがありました。
(写真は高尾山ではないです)
頂上まで登り、その帰り道。
下山途中のことです。
場所とかまったく覚えてないのですが、下りはじめてそんなにたっていないと思います。
でこぼこ道を下りつつ、両側に木が生えていましたが、空が見えていて前方には遠くの景色が見えていたと思います。
そんなに広くない道だったので、横幅は2人並んで歩いていたかどうか。
風はそんなになかったと思うのですが、突如前方(というか下の方)から生暖かいような空気がぶわーーっと上に向かって吹き抜けたのです。
その時思ったのが「今なんか通った!!!」。
ただの風ではなく、意思を持った何かが通り過ぎたという感覚。
何となくふもとから、頂上目指して急いでます、みたいな印象。
ちょっと驚いて、その時たぶん近くを歩いていたMっきーに、「今なんか通ったよね。」とおそるおそる聞いたところ、「うん、なんか通った」みたいな返事を覚えています。
何だ今のは?と軽く興奮して話し合ったのですが、それ以上のことが起こるわけでもなくそのまま下山しました。
高尾山には天狗がいると聞いたことがあるので、天狗が通ったのかもね、なんて。
後日思ったのが、映画「となりのトトロ」で主人公の女の子がネコバスに乗って空を飛ぶけど、人には見えないで風だけが吹き抜けるシーンがありましたが(あったかな?)、それに似ているなと。
このことがあってから、妖怪とか、もののけとか、目に見えないけど、ホントにいるのかもって思うようになりました。
基本的に実話、という不思議な話が99話
全10巻出ています
夏の夜によいのでは?
こちらは第1巻