半年くらい前からずーっと楽しみにしてきた展示を観に行ってきました。
大巻伸嗣氏の「Interface of being 真空のゆらぎ」という企画展です。
場所は国立新美術館。乃木坂駅直結です。
入場料はなんと無料!びっくり。
最初の展示は「キラキラ光る大きな壺」。
透かし彫りのような大きな壺の中を発光体がゆーっくり上下するというもの。
周りの壁に光りの模様がゆっくり上下して立ち位置によっては自分が浮いたりしている感覚に。
近づいたり離れたところから見てみたりして楽しみました。
奥の部屋には今回の展示のイメージスケッチ?のようなものがたくさん。
ラフな感じですがとてもすてきでした。
そして裏側の部屋の展示は「月夜の海」のような感じ。
暗い部屋の中、一ヶ所だけ天井が光っていて、その下には横に長ーいビニール布のようなものが風に吹かれてふわふわ漂っています。
じーっと見てると光りの当たり具合で、海の中から月を見上げているような感じになったり、波打ち際にいるように思えたりと不思議な感じです。
この作品は2014年に生田の岡本太郎美術館で観たものと同じもので、私がアートにハマるきっかけとなったものです。
ボーっと観ていると心地よい感じで、つい時間を忘れて見入ってしまいます。
今まで観た中でいちばん好きなアート作品です。
↓ (タイトル)
YouTubeでも見られるけど、実際にその場で体験するといいと思います。
最後出口に向かう廊下には、水彩画の小さなものがいくつも壁にありました。
これも小品ながらすごく好み。
みんなスタスタとあまり見ずに行ってしまう中、じっくり鑑賞。
水彩のにじんだ感じって、なんだかわからないけどとても惹かれます。
作品は少ないけど、じっくり観たくなるそんな展示でした。
これが無料とは。。。
12月25日までやっています。
見たことない方、すてき体験になると思いますよ!
迷ったけどやっぱり欲しい図録