ICCとは、初台の東京オペラシティビル4Fにある、NTTの文化施設のことです。
ふだんは「ぐるっとパス」で、アートギャラリーの方によく行きますが、こちらの施設もなかなか。
しかし今回の展示は過去1よかったです。
「evala 現れる場 消滅する像」というタイトルの企画展。
SNSで何度か見て、音に関する何かをやってるんだくらいの認識で行ってきました。
はじめに無響室というところで、音のプログラムを聞けるという体験をしました。
予約制だったのですが、たまたまキャンセルが出て待たずに体験。
(入り口)
音の響かない部屋で1人で椅子に座って、真っ暗な中、なんかいろんな自然の音とかノイズみたいなのが、ヘッドフォンもしてないのに近くや遠くや右や左から聞こえるというもの。
7〜8分くらいの体験でしたが、なかなかおもしろかったです。
閉所恐怖症の人はちょっと無理なのではと思いました。
他にはスピーカーが床と壁いっぱいにあっていろんなとこから音が出ているもの。
真っ暗な部屋の中、光る絵から音が出ていたり。
真っ白な部屋も。
正直、音については雑音に感じてあまりよさがわからなかったけども、展示のインスタレーション的感じが?がとてもかっこよかった。
無響室の隣に、テレビが2つあって、evalaさんの過去の作品の映像を流していました。
普段はあまり映像は見ないのですが、人がいないせいもあって、じっくり鑑賞。
作品のことが少しわかったような気がしました。
ちなみにワイヤレスヘッドフォンがいくつも置いてあって、それで音声を聞いたのですが、意外と音が良くてヘッドフォン欲しくなりました。
メーカー名とか書いてなかったので係の人にダメ元で聞いてみたら、わざわざ調べていただいて中国製のものとわかったのですが、いただいたメモに該当するメーカーがなくて結局わからずじまい。
でも高級ブランドではなさそうだったので、最近のワイヤレスヘッドフォンは性能良くなっているのかなと思いました。
最後に入り口付近の靴脱いで入る部屋に。
予備知識なしで入ってみると、大きくて真っ暗な部屋の中央に、なんかやわらか素材のでこぼこ山みたいなのがあって、奥の壁には白っぽい煙のようなものがゆーっくり動いている。
先客は好きな場所で寝そべってくつろいででいる様子。
私も登って、ちょうどよいくぼみに寝転んで天井を見上げてぼんやり。
真っ暗な中、天井に白い照明がポツポツと。
ふと砂漠で夜空の星を見上げているような感覚に。
星の王子さまを思い出しました。
壁の白いモヤモヤを眺めながら寝そべり、手足を伸ばしてリラックス。
30分くらいのんびりしてしまいました。
いやーよい体験できました!
ちなみに入り口横で、「デジタル北斎」的な展示もあり、おなかいっぱいでちょっと迷ったのですが、覗いてみると。
小規模な展示ながらすっごく良かったです。
ホログラム的なもので操作するものや、部屋いっぱいに映像があふれるチームラボみたいなものとか。
(空中で指で操作)
以前府中の美術館で観た(と思う)北斎の絶筆がかっこよくて、ポストカード買って帰りました。
3月9日までやっているので、アートや変わった体験や、リラックスしたい人などにぜひぜひおすすめの展示です。
いろいろ検討した結果これが欲しい
思い出しました