お出かけシリーズつづきます。
前回は、神泉から渋谷と線路の北側だったので、今回は南側にレッツゴー。
最近、健康のためたくさん歩くようにしているので、渋谷から中目黒の「郷さくら美術館」を徒歩で目指します。
こちらは、ぐるっとパスを購入した時から、気になっていた美術館。
てくてく歩いて30分くらい。
ガソリンスタンドの横にありました。
とてもクール!な外観。
昭和生まれの画家の作品を中心に展示する、現代日本画の専門の美術館だそうです。
このさくら??模様の黒い壁面、とてもすてきです。
今開催されている展覧会は
「RINPA TO NIHONGA」「ー現代日本画に見る琳派の様相ー」です。
美術館はこじんまりとしていますが、訪れた時間はあまり人がおらず、作品をじっくり観ることができました。
ホームページでもいくつかすてきな作品を見ることができますが、やはり実物はいいです。
絵の近くでじっくり見たり、少しはなれたところから座ってゆっくり眺めたり。
琳派について、わかりやすく説明してあるPOPがあちこちにあったので、勉強になりました。
でたな、安土桃山時代、という感じです。
印象に残った特徴としては
①屏風などの背景に金箔や銀箔を使ってる。(華やか)
②6面の屏風を左右一対とした「六曲一双」というそれまでの常識をくつがえし、「二曲一双」というスタイルを作った。
またひとつ賢くなってしまいました。
琳派の流れに思いを馳せつつ、いろんな色調のさくらの絵を眺めていたら、あっという間に30分。
展覧会も建物もすてきでした。(うっとり)
郷さくら美術館をあとにして、ちょっと迷ったのですが、まだ元気があったので、徒歩20分くらいの場所にある、目黒区美術館に行くことに。
開催中の展覧会は「村上友晴展ーひかり、振りそそぐ」です。
作品の印象は、「真っ黒」とか「真っ赤」とか「真っ白」で真ん中がデコボコしているです。
広い展示スペースに、額縁に入った真っ黒たちを見ていると、静謐という言葉が頭をよぎります。
さっと見て通り過ぎてしまうと、たた黒い絵?が、何枚もあるだけとしか思えないのだけど、作者のたどってきた人生や思想に思いを巡らすと、それだけではない何かがあるのかなという気がしてきます。
さっきの琳派の絵とは対照的ですが、これはこれですてきです。
ミニマリストの方々が見たらうっとりだと思います。
ちょっと遠いだろうなと思ったのですが、来た道を戻り、帰りは神泉駅に。
途中、小腹が空いたので、路面に面したベーグル屋さんで、ひとつ購入し、むしゃむしゃしながら歩きました。(おいしかったけど、小一時間歩き、疲れました)
この2つの展覧会、対照的なのでいっしょに行くとおもしろいかもです。
ただ両方の美術館とも、最寄り駅から歩いたほうがいいかもしれません。
琳派ですね。