何???
去年の秋から休館していた、府中市美術館。
3月16日に再開しました。新しい企画展のタイトルは
「春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」
以前も何度か訪れて楽しかった美術館だし、ぐるっとパスももうすぐ終わりということで、レッツゴー!
今までは車で訪問(臨時無料駐車場あり60台)していたのですが、今回は天気がよかったこともあって、府中駅から歩いてみました。
歩くのはちょっとという人は、府中駅から「ちゅうバス」(運賃100円)というバスが、美術館まで30分間隔で運行しているようです。
私は1.5kmほどを散歩がてらトコトコ。20分くらいだったかな。
隣の東府中駅からも歩けるようです。(ほんの少し近いかも)
受付でぐるっとパスを出します。
「560円になります。」
???
そうでした。府中市美術館、常設展はパスで入れますが、企画展は割引でした。
本来700円の観覧料ですが、20%割引という事のようです。
基本、ぐるっとパス無料のところをねらっていたので、痛恨のミス!
気を取り直して。。。
まず冒頭の画像の、なぞの生物の絵がお出迎え。
今回のへそ曲がり展のメインキャラのようです。
作者はなんと、3代目将軍の徳川家光。
タイトルは「兎図」。
謎のキャラクターはうさぎ???
作者が将軍というのと、このなんともいえない不思議な生物の絵が、うさぎというインパクト。
この絵あってのへそ曲がり美術展ですね。
家光作の絵はほかにも2点あって、「木兎図」と「鳳凰図」なのですが、こちらもなんともいえない味のある(というかツッコミたい)作品です。
いろんなメディアなどで取り上げられていますが、これは企画の勝利ではないでしょうか。
「寒山拾得(かんざんじっとく)」という人たちを題材にした絵が何点かあって、エピソードがおもしろかったです。
昔の中国にいたとされる伝説の?禅僧で、風狂の僧と言われた変わった2人組の寒山と拾得。
一見気味が悪い2人にも見えるのですが、言われてみると、笑顔がなんとも言えず無邪気というか、悟っているというか、悪だくみしてる子供たちのようにも見えます。
ほかには、ヘタウマな絵と、上手な絵(円山応挙とか)を比較してあったりしたところがなるほどポイントでした。
小林一茶や、与謝蕪村、夏目漱石といった人たちの絵を見ることができたのも驚きでした。(絵を描く人のイメージがなかったもので)
ひととおり見終わると、最後の方に、自分でしおりを作るコーナーがありました。
しおりが用意されていて、そこに6種類のハンコを押して、落款を押して完成。
私が選んだのはこれ。
ほのぼのしたしおりが完成。持って帰って使います。
あと写真を撮れるコーナーもあります。
いっしょに鑑賞した方との記念にいいと思います。
常設展や牛島憲之記念館も、行くたびにかならず見てます。その都度いろんな発見があります。おすすめです。
頭の長ーいこの人。なんともいい味でてますね。伊藤若冲の福禄寿図というらしいです。縦に長いのでいい展示の仕方ですね。
春の日差しが暖かく降り注ぎいい感じ。手前はミュージアムショップです。
外に出て、春ですね!
ここからは徒歩30分くらいですが、目指してみました。
府中駅と分倍河原駅が最寄の、中華そば「ふくみみ」。
評価が高いので以前から気になっていたお店。
今日の気分にはぴったりな感じなので、ちょっと遠いですが新しいスマホマップに従って歩きます。
しかーし、到着したところ、まさかの臨時休業!
ガビーン。。。
しかしらーめん食べたい気分だったので、ここからガッツで以前から気になっていた、つつじヶ丘の柴崎亭に。
分倍河原駅まで歩いて、京王線でつつじヶ丘まで。
つつじが丘駅から線路沿いで、すぐ近く2,3分でした。
ちょっと並んでましたが、すぐ入店。
前から食べてみたかったので、念願かなってよかったです。
(ビジュアルも美しい)
もちろん美味しかったです。
「ふくみみ」はまたいつか挑戦してみたいと思います。
というか、へそ展の後期はこちらの券で半額らしいので。。。
セットで「ふくみみ」かなー。
・へそ展、話題になってるだけあっておもしろかったです。
・飲食店に行くときは、お店やってるか確認してから行きましょう。
やれやれ。
いづれもkindleで無料で読めるようです。
しかも9ページと4ページ
寒山拾得の森鴎外バージョン
芥川龍之介バージョン