練馬にあるちひろ美術館に行ってきました。
駐車スペースが3台分でしたが、開館後すぐに到着したせいか空いていたので、車を停められました。
周辺にはいくつか、コインパーキングもあるようです。
中に入って、ぐるっとパスを購入していよいよ展示室へ。
時間が早いせいか、人がほとんどいなくて、しばらく貸切で見られました。
最初の部屋では、絵が飾ってあったのですが、全部ちひろさんの絵だと思っていたら、大巻さんの絵もあって軽い驚きです。
大巻さんはインスタレーションの人という、自分の勝手なイメージだったので。
インスタレーションとは、空間全体を使って作品を体験する表現方法、とかなんとか。
次に2階に行くと、廊下の天井から足元まで薄くて軽い青い布が何枚も吊るしてあって、透けて見えるけどちょっと仕切ってあるおもしろい感じ。
すれ違った2才くらいの男の子が、満面の笑みで布に突っ込んでいく様子がとてもほほえましかったです。
つぎの部屋では、床に小さな木の舟があり、中にちひろさんの絵本が置いてあります。
靴を脱いで、舟にのりながら絵本を読みます。
周囲の壁には絵本の原画?が飾ってあり、同じ絵なのですが見る位置や大きさの違いで、印象がだいぶ違って見えます。
この階には、ほかに子どもの部屋と図書室がありました。
小さい子がきてもたのしめる美術館なんですね。
1階に戻ってちひろさんの仕事場を再現した部屋を見たり、人生の年表を見たり。
展示してあった絵を描く道具の絵の具チューブをみて、自分が小学生のころ使っていたものと同じなのかもと、なつかしい気持ちに。
ちひろさんの作品をまねして、水彩画を描いてみたら楽しいかも、と空想したりしました。(そんなかんたんに描けるわけがない)
最後の部屋は暗い廊下を通って、正面にちひろさんのちいさな作品がひとつ。
角を曲がると広い空間に、大きな大巻さんの作品が!
以前みた作品のように動くものではないのですが、これもまた目が離せなくなるというか、ずーっと見ていたくなります。
大きなものなので、見る距離によって、見え方がちがうというか、暗い空間に作品だけが白く光って浮いているように見えて、なんか不思議な感覚です。
実は帰ってきて美術館のブログを読んで、作品に込められた思いを知ったのですが、なんか自分はまったくわかってなかったです。
ただ白くて光って花のようできれいだなと、そんな受け止め方でした。
美術館自体はもちろん、2人の作品もとてもよかったです。
ふだんの生活からちょっとはなれて、おちついた気持ちになれました。
この企画展は5月12日までやっているので、タイミングがあえば訪れてみてはいかがでしょう。
この海の絵が気に入りました。