Yellow Magic Orchestraの5枚目のアルバム「BGM」の10曲目
「LOOM/来るべきもの」です。
1981年3月21日発売ということですが、当時は全く知りません。
実は知ったのはつい最近。
apple musicで、YMOのアルバムを全部聴いてみようと思いたってです。
この曲、前半は水滴の音と無現音階といってずーっと音が上昇しているように聴こえる不思議な錯覚が体験できます。
最初聴いたときになんだこれ?と思って、すぐ調べてみました。
今はネットですぐ検索できるからわかるけど、当時の人は?だったのでは。
前半もおもしろいのですが、好きなのは後半部分です。
口では表現しにくいのですが、ホワワーン、ホワーンホワーンとかいう音がとても気持ちいい。
なんか前半のひたすら上昇していく緊張感から解放されて、心地よい世界を浮遊しているような感覚です。
頭の中に映像というか、イメージが浮かびます。
普段特定の曲について、人と感想を述べあったりする機会などほぼないです。
この曲を聴いて、ほかの人はどのようなイメージが浮かぶのだろうか?
ライブに行ったり、ファン同士の交流などに参加しない限り、音楽ってきわめて個人的な体験だなとあらためて思います。
作った人が意図したことと、全然ちがう受け取り方をしているのかも。