前回のつづきです。
「松涛美術館」から徒歩5分ほどの場所に、陶磁器専門美術館の、「戸栗美術館」(とぐりびじゅつかん)があるとのこと。
こちらもぐるっとパスOKなので、これは行かなくては。
というわけで、松涛の住宅街をてくてく歩きます。
やはり高級住宅街といった感じの、すてきな邸宅が多かったです。
途中、お店らしき入り口に女性が立っていて、目があうと「こんにちは」とさわやかな笑顔であいさつしてくれました。
あとで調べたら、「シェ松尾」という高級フレンチのお店だそうです。
こんなすてきスタッフさんがいるなら、いつか訪れてみたいものです。
さて戸栗美術館に到着。
中に入って受付をすませると、すてきなラウンジが。
日差しがやわらかく降り注いでいて、よい雰囲気です。
さて1階、階段わきの、やきもの展示室では、なにやら割れた陶器のかけらがたくさん。
焼き物の知識が全くなく、ここにくるまで、「伊万里焼」とかかすかに聞いたことがある程度。
今回の展覧会の「鍋島焼」とは、佐賀県の有田で作られた「伊万里焼」の中でも、特に将軍家や諸大名に献上されるものだそうです(17世紀中ごろからの話)。
ちなみに「有田皿山」で作られた製品が、「伊万里港」から積み出されたために、「有田焼」は通称「伊万里焼」と呼ばれるようになったそうです。
そしてさっきの割れた陶器は、当時、佐賀から江戸に運ばれるまでの間、割れてしまったものでした。
途中でうっかり人が落としてしまったり、船で運ぶあいだに割れてしまったりとたいへんだったみたいです。
佐賀から江戸は遠いですよね。
ちなみに地図見るまで、私、佐賀県の位置をはっきり知りませんでした。
九州の方、なんかすみません。。
その後、すてきな階段を登り、2階で展示室でいろんな名品を鑑賞。
展示もよかったですし、建物もすてきでした。
渋谷エリアを訪れる際は、この2つの美術館をいっしょに訪れるのがおすすめです。
帰りは先日よいことがあったので、ケーキでも買って帰ろうと、東急百貨店のデパ地下に。
うろうろして、おいしそうなケーキ屋さんを発見。
店員さんにおすすめを聞いて、お店の看板メニューと、ちょっと変わった四角い!シュークリーム。
そしてお店の名前を冠したケーキと3つお持ち帰り。
眺めているだけでうっとり。もちろん3つともおいしかったです。
お店の名前は「ダロワイヨ」さんでした。
歴史があるんですね。
世間は知らないことだらけです。
次回はこれ食べたい