はりちゅるのお知らせを見た、テニス仲間のMさんからガット張り替えの依頼がきました。
やった!
その際に、グロメットの交換もいっしょにお願いしますとのこと。
やったことないけど、たぶんだいじょうぶ、なんて思って預かりました。
グロメットとは、ラケットのフレームの外側についてるやつです。
ただフレームを守るだけではなく、ガットがフレームの角で切れないように保護するのとともに、フレームに食い込むのを防止します。
打感やスイートスポットにも影響するところなので、気が付いたら自分のラケットを見てみるとよいかも。
ネットで検索すると、取り付けるのがけっこうたいへんだけど、自分でもできますよとか、工賃無料なんてところも多いので、がんばればいけるでしょとスタート。
とりあえず外す前の様子。
真ん中の穴の部分が、破損していてなくなっています。
これではガットを保護できてないのでは?
割れて削れてます。
新品のグロメットを並べてみました。
なんか思っていたより、部品多いんですけど。。
これを見て、部品を外す順番などを、慎重にやらなくてはと思いました。
ボトム部分から外してみます。
2つの部品で成り立っていました。
どういう効果があるのでしょうか?うーむ。
つづいて側面。これが固かった。
ペンチの先端にある穴の部分が、広がっていて、簡単に外せないのです。
ペンチでつぶして、押して、外から引っ張って、目打ちを使ってといろいろ悪戦苦闘。
あまり傷つけてはいけないし、これひとつ外すのに5分くらいかかりました。
(真ん中が引っ掛かっているようす)
何とか外して、次に側面の長い部分も外したあと、トップ部分を外していると
なんかシールっぽい、薄い部品が落ちてきました。
フレームとグロメットの間に挟まっていた部品のようです。
こんな風に、グリっとてこの原理で持ち上げたりして、全部外すのに30分くらい!かかりました。(不器用?)
グロメットを全部外したので、フレームをキレイにします。
無水エタノールとキムワイプで、ふきふき。
キレイになりました。
取り付けをイメージして並べてみました。
トップ部分からはめていくのですが、部品を挟んでから固定したりするところがあるので、なかなか手間取りました。
(ここだけ3層構造?)
ようやく全部付け終えたら、またもや30分(不器用?)。
写真撮りながらだったし、次はもっと早くできると思います(たぶん)。
ラジオペンチと目打ち。
この2つがなかったら無理でした。持っててよかった、ありがとう。
そしておそうじ部隊の、無水エタノールとキムワイプ。
無水エタノールは、火気厳禁と換気注意です。
素材によって使えないものもありますが、1本あると便利。
キムワイプは、毛羽立ちがなく、水に溶けにくく、拭きとったあとの繊維が目立たないという特徴があります。
ティッシュだと紙のホコリがでるので、キムワイプはいろいろと重宝します。
はじめてだと時間かかりますが、道具と根気があればだいじょうぶ。
グロメットは、ラケットによってそれぞれ違うので、自分のラケットに合ったグロメットを探しましょう。