ぐるっとパスのスタンプラリーは、東京近辺のエリアを7つに分けています。
今回はまだ訪れていない、東京・皇居周辺エリアでなんかないかなーと。
そこでまだ行ったことのない「印刷博物館」を発見。
場所は文京区。うーん、東京ドームとかあるとこか?
(京王線で育ったので、都内は苦手)
というわけで、地味そうだけど(失礼)今回のぐるっとパスはこちらに決定!
京王線からそのまま都心に乗り入れてる、都営新宿線で市ヶ谷駅に。
印刷博物館は、電車では地下鉄3路線くらいが最寄で、いずれも10分前後。
ただ、市ヶ谷に行ってみたいラーメン屋さん(以前食べたお店の系列店)が徒歩5分のところにあったのと、歩いても30分くらいなので、そのまま行くことに。
オープン前のラーメン屋さんの場所をチェック。
そのまま、博物館を目指して歩きます。
天気もいいし道も広々してて、散歩に最適です。
途中、東京理科大学(友人が通っていたらしい)があったり、「神楽坂」(おしゃれスポット?)をはじめて見たりと、いくつか発見が。
そのまま歩き続けると、遠くに大きなビルが見えてきました。
(下から見上げた)
トッパン小石川ビルというそうです。
立派なビルです。
ビルの中に入って、入り口。
中に入って、エスカレーターを降ります。
B1Fの展示室エントランスで、パスを見せて、いざ入場。
はじめの展示ゾーンは、ラスコーの壁画から始まって、印刷文化の進化がわかるような、印刷→活字→図版→デジタルの順に、壁いっぱいに展示物が。
それを眺めつつ、通路真ん中には、謎の井戸っぽい何かが4つほどあります。
中を覗き込むと、音と映像が始まります。
4つの「イド」それぞれにテーマがあって、眺めていて面白かったです。
広々したところをまたしても、独占です。
のんびり眺めてふー、割と短めの展示だったな、もともと入場料300円だし。
と思っていたら、このあとが本番。
「天文学と印刷」です。
(チケットとパンフレットがすてきデザイン)
写真NGだったのですが、ここからは照明暗めで雰囲気のある(宇宙っぽい)展示でした。
(老眼気味にはちょっとつらかった)
学生の頃習った、アリストテレスや、コペルニクス、「惑星の運行法則」で有名なケプラー、などの名前が出てきます。
天動説から地動説(太陽中心説)への世界観の変化と、当時の出版物とを年表と合わせて、理解できるような構成になっていました。
天文学とか科学の進歩とか、人類の長い歴史からみると、たかだか400年前くらいから発展しはじめてるのかと思うと、なにやら不思議な気持ちに。
企画展を過ぎると、お隣は明るい総合展示ゾーン。
印刷の歴史を大きく5つのブロックに分けて、展示してありました。
版画の多色刷りの仕組みとか、いろいろな印刷技術などの体験コーナーなど、楽しめるところが多かったです。
多色刷りのカレンダー(ハガキくらいの)も、自分で作成体験してお持ち帰りできました。
終わりの方に特別展示コーナーとして、「活版印刷三日月堂」という小説とのコラボ企画のコーナーがありました。
こちらの小説、全く知らなかったのですが、ちょっと見てみるとおもしろそう。
近々読んでみたいと思います。
B1Fの博物館ゾーンをあとにし、1Fに。
ミュージアムショップに寄ろうと思ったその前に、P&Pギャラリーというところがあって、こちらは無料ということで、ちょっと覗いていくことに。
「現代日本のパッケージ2018」という展示をやっていました。
身近な印刷物の代表例のパッケージ。
日本で行われているパッケージコンクールの受賞作などが、展示されていました。
たとえば、「KOIKEYA PRIDE POTATO」などのお菓子や、ペットボトルのパッケージ。
化粧品や、台所洗剤、ビールなどの飲料、組み立てやすい段ボールなど、さまざまものがありました。
触ってOKのものもあったので、その質感を確かめることもできます。
デザインがすてきで、お店で買えるものも多かったので、外で見つけたら購入したいと思う商品が多数。
こちらの展示は12月9日(日)までなので、お早めにー。(もっと早く書けばよかった)
ギャラリーをでて、帰る前にミュージアムショップに。
さきほど見た、「三日月堂」の作者、ほしおさなえさんという方の、グッズが多数販売。
これがかなり惹かれるものがありまして。
「稲垣足穂」とか「クラフト・エヴィング商會」などを思い出させる世界観。
今後注目していきたい作家さんです。
長くなってしまったので、後半につづきます。